バブル崩壊後の熾烈な運送業界の競争

バブル時代は常にドライバーが不足していた

バブルの時代は、本当に運ぶ積荷の量も多かったですし、常にドライバーが不足する状態だったのです。
その一方で、業者側が運賃を自由に設定できる時代でもあったので、運送業界にとっては大きな利でもあったのです。
そうすれば、それなりの待遇でドライバーを雇用することもでき、ドライバー不足を解消させることもできるのです。

しかしバブルが崩壊したことで、運送業界も熾烈な競争を強いられるようになりました。
常に顧客第一での経営が必須となり、価格競争はもちろんですが、いかに迅速に輸送できるかも大きな競争ポイントになりました。

他の業界とは経済性が異なる

普通に考えれば、不況になれば新規で参入する企業は減少するはずです。
しかしトラックの運送業界では、むしろ不況なのに新規で参入する企業は増える一方なのです。
これを見ても、他の業界とは経済性が全く異なることが分かるのです。

規制緩和が大きな要因

90年代に入ってから、運送業界の規制緩和がされたことで、次々と多くの企業が参入するようになったのです。
特に、営業できる区域が拡大されたり、トラックの最低所持台数も減少され、届出による必要な許可も大幅に緩和されたのです。
そうなれば、企業からすれば非常に事業を展開しやすくなるので、その結果不況になっても新規参入は歯止めがかからなかったのです。

規制緩和によるデメリットが顕に

確かに、規制緩和はメリットも多いのですが、一方で様々なデメリットもあるのです。
残念ながら、トラックの運送業界では、そのデメリットが顕になってしまったのです。